9月 9日(日)夏がえり
昨日から暑さが厳しくなりました。今年はホントに身体にしんどい気候が続きます。皆様御自愛ください。
私は5日の横浜地裁の裁判後、環境農政常任委員会の視察に追っかけ参加し、その夜弘前に着き、翌日の秋田県小坂町、6日の午後と7日午前の岩手県葛巻町に行ってきました。 バスの移動だからできる視察かもしれませんが、なかなか今回は興味深いものがありました。小坂町は、首都圏の生協などに、「SPF豚」という、抗生物質を与えずに育てた認証を受けている豚を飼育する法人の視察・研修でした。私も会員になっている夢コープさんもこの豚を供給しているようで、年間7万5千等の出荷頭数の多くはやはり関東だそうです。でも土地は広大にあって、地代は高くないにしても、また農協や県との2人3脚でやっていても、80名からの雇用をかかえて経営的にはどうしても厳しいようです。これをより大規模化の中で、改善していくことと、ブランド化を強め付加価値を更に高める方向を同時に進めて行こうとされているようでした。廃棄物取り扱い業の指定を受けた法人も別につくっていることから、これらの複合でやりくりするのかも知れませんが。 多角的生産とアンテナショップなどもつくって、できれば資料用のとうもろこしなどの直生産も手がけて自給率を高めることも進めて欲しいと勝手ながら思いました。
葛巻町のエネルギー自給率78%の町という実態はやはりステキだと思います。電気だけなら185%の自給率というのは原発の問題で苦しむ地方の一つの方向を示しています。ですが、こうした地方自治体の意欲を電力会社がストップするような今の仕組みには政治が法整備など手だてを講じることがぜひとも必要です。 葛巻は自然エネルギーと酪農の町です。ですが、食の自給率が28%というのはもう少し頑張って欲しいと勝手に思います。ちなみに私も時々買って飲む、タカナシ乳業の低温殺菌牛乳はほとんどこの葛巻からきているのです。地元で生産する飲むヨーグルトがビンで60円程度というのに驚きました。牛乳は200ミリリットルで90円、もちろん低温殺菌です。牛乳は本来低温殺菌でなければ牛乳の味がないといっしょです。日本の大規模メーカーは「おいしい○○」とか言って、120度で殺菌したものを牛乳としていますが、これはだましではないかといつも思います。コンビニでは低温殺菌牛乳がほとんど置かれていない現実も変わるといいのですが。 話が飛びましたが、人口8千人に対し、牛が1万1千頭の葛巻ですが、年間の牛乳生産のほとんどは首都圏・関東に行くそうです。首都圏の生活がホントに地方から支えられていることを実感します。もちろんこうした生産と出荷で地方の雇用や生活が成り立つということでもありますが。エネルギーもこれが有機的に結びつくしくみにしていくことがとても重要だと痛感した県外調査でした。帰りに台風で新幹線が遅れましたがこの台風がまた東北で果実生産農家など直撃しました。幾度も繰り返される自然災害による大きな減収や被害に対し、所得保障とリスクを個人だけに負わせない仕組みづくりが早急に必要です。


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