4月 25日(土) BRT(幹線快速バス)地域説明会
写真は昨日の駅頭です。少し寒いくらいの朝でしたが、今政治への閉塞感が強いようでも関心が高いと思われ、レポートを受け取る人は多い印象です。
昨日は表題のように、夜7時から、谷口台小学校で行われた、BRTの説明会に参加しました。
「広報さがみはら」の予定時間は7時から9時、とされていましたが、最初の説明が40分も続いたため、手を上げたままの会場からの質問や意見を充分消化もできず、9時40分ぐらいに行政当局が、無理に尻切れトンボのように終わらせてしまう中で、怒号もとび、マイクを交互に参加者が持って、200人以上が残ったままの会場で、事業とこの会の運営への批判や意見がその後も続きました。
私も、行政の打ち切り方に一言言おうと残ってみましたら、何人かの知った方々がいらして、「4日間ずっと出ている」とか、「昨日は10時まで終わらせないでやったんだが」等々、皆さん本当に真剣に取り組んできていることを改めて知らされました。市の担当課と話をしながら、数人と一緒に会場を出たときは10時をだいぶ過ぎていました。
BRT=「幹線快速バスシステム」、と市の広報は書いています。Bはバス、Rは、Rapid=早い、という意味ですが、市は「在来道路上走行より高速」としています。TはTransit=輸送という意味があります。市の広報では、「アメリカ英語で定路線の乗り合い交通」としています。国内では事例がないようで、広報でもフランスとか、ドイツの写真が紹介されているのがそもそも無謀な話です。
「新交通システム」については、今既に走行している、多摩都市モノレールなどが計画されたころ、1988年(平成元年)ごろから市でも検討してきたとしていますが、私も市議時代に聞かされた記憶はあります。ただし、90年代のバブル崩壊後の財政厳しい中で、多摩都市モノレールや千葉市のモノレールをはじめ、地下鉄も含めて、当時から建設されてきた新交通システムがそろって採算制が当初の見込みを大幅に下回ることが知られたり、建設費がこれまた当初見込みを大きく上回る事実が判明したりで、批判が高まってきたためしばらく話は途切れた印象でした。2001年か02年ごろのシンポジウムでも、バス交通を充実させた方がむしろ低コストで効果も高い、という意見が大勢を占めたこともあったと記憶しています。実際にデユアルモードバス(専用の軌道と一般道路を同じ車両で連続走行できる)とか、地下鉄とかモノレールと、市ではいろいろ出しながら建設費の問題もあり実効性をもたせられずに来ていました。
今回の「BRTに決めた」のは、07年度(H19)だと市は言いますが、これはあくまで市役所の内部の話で、市民合意があるわけでも、もちろん都市計画決定されたものでもありません。しかも、2000年当時に内部で決めた導入区間である、相模大野から北里大学を経由して原当麻、という区間にこだわって、おそらく市内で一番新交通を欲している自治会のある、田名塩田地域は、ここができてから、という図面になっています。つまり交通不便地域の問題を解消するのではなく、といってバスの交通渋滞緩和を一番の目的にするのでもなく、今現在市内で一番バス交通の利便性が高く、本数も多いと思われる、相模大野~北里大学病院、の区間にまずBRTを走らせるという、不思議なわけのわからない計画です。
市が、市内の「交通事情と課題」で書いているのは、路線バスが混雑の影響で定時制が確保できない、道路ネットワークが不十分で、幹線道路の渋滞や生活道路が抜け道となる、というものです。この通りなら、その課題にあたる、国道16号のバス交通の定時制確保、小型のコミュニテイバスや大型タクシーを契約して何路線か走らせて、市民とともに現在あるものを活かして市内で交通不便を解消するための策をやってみるべきです。たとえば、市役所から相模大野、市役所から田名塩田、市役所から新磯野、市役所から新戸、市役所から津久井合同庁舎、市役所から藤野、など長大路線をどう走行できるか、試験的に、マイクロバスや大型タクシーでの走行をやってみるべきです。同時に、南部の生活道路で住宅地の中の3メートル以下のような道路は、朝晩を中心に車両を入れない、とか、一方通行にするとか、もっと様々に市民とともにやってみることだと思います。
いくつか実験し、市民とともに検証し、事業家できるもの、できないもの、ふるいにかけていくことが先ではないでしょうか?昨日の説明会でも、「バス交通の改善実行が先」という意見はいくつも出ていました。今の市のBRT構想は、何をどう解決したいためなのか、全く理にかなっていません。この点も昨日の会場からは指摘されていました。総じて、「政令市になりたいから」、「市のポテンシャルを上げて見せるためのカッコ付けだろう」という見方に、さもありなん、と思わざるを得ないのです。
会場からは、「津久井地域や市域全体でこの問題の説明会をやってほしい」「南部の一部に285億も出してこんなものをつくることに70万市民が納得するのか?」と言った意見も出ていました。その通りでしょう。市が「政令市とは関係ない」と言うのなら、政令市移行を先送りしてから、あるいは、政令市移行後とかいずれにしても政令市問題で膨大なコストを負担し、新たな負債を抱えることがわかっている今、唐突に出してきたことは到底納得できるものではありません。政令市移行を早期に、という無理を一つやろうとするために、いくつも無謀なことを重ねる今の相模原市の姿は、滑稽で愚かとしか言いようがありません。県や他市の行政から苦笑され、嘲笑されるような実態をなぜ当該の職員が内部で自覚し、改めることができないのか、とやりきれない思いがします。が、それに振り回されるわけにはいきません。
昨日の会場は、特に当該の地域からの参加が多かったとも思いますが、市民には、反対と白紙撤回を求める声が圧倒的でした。いいかげんにバカなことはやめて少しはまとまな行政になりましょうよ!





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